いつも水彩で描いているので、紙はアルシュ300gを使っています。
一番、目の細かいやつ。56x75cmくらいの大きさで1800円もします。一冊の絵本を描くのに、この紙をだいたい10枚くらい使います。
筆もコリンスキーセーブルを使うので、毎回1万円くらいは使います。
細い筆は、長時間描き続けると、筆先が割れたりまとまりが悪くなって使いにくくなるので、数日で取り替えるのです。
まあ、筆は仕方ないにしても、紙はもうちょっと安いのがあるといいなぁ、と思って探したのが、アルシュのロール紙でした。
大きさは、幅114cmx長さ915cm.
これまでよく買っていた 57x75cmの紙が、なんと24枚取れる。ネット価格で2〜3万円です。
(1800円の紙を24枚買ったら4万以上になります。これは安い)
ただし、紙は自分でカットしなくてはいけません。
なのでカット用の1mスケールを買いました。
好きな大きさに切ればいいのですが、今回は絵本の原画を描くためなので、いつものサイズ
57x75cmにカットしておくことにします。
切ってみました。ものすごく大変でした。
ロールだから紙が丸まっていて、すごく切りにくい。
切り終えても、丸くなった紙が伸びるわけじゃないので、使うときは必ず水張りするとかしないと、描きづらいです。
わたしは、水張りは全部描き終えてからにしているので、この丸くなった紙、どうやって描こうかな。
安いという理由で買ったことをちょっと後悔しました。
切りにくいので、すごく肩も凝ったし。疲れた。腰が痛いよ。
でもやっぱり 1枚が1800円て高い気がするからこそ、ロールを選択しました。
アルシュを使い始めた頃、1枚が700円でした。約20年経ってその頃の2.5倍になってます。物価はそんなに変わってないのに。
アルシュは100%コットンなのですが、作り手が減っているのかなー。
このロール紙をうまく扱ってちゃんと絵がかけたら、また記事書きますね。どうやって描く?水張りするしかないかな。
安さは復讐する、っていう言葉を思い出しました。違った、便利さは復讐するだった。
どっちでもいいけど。
手間暇をかけて安いものを選ぶか、高いけど楽な方を選ぶのか。ちょっと考えてしまいました。
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