絵を描くときは、最近はデジタルが多くなっています。
まず結論から書いておきます。
[su_note note_color=”#feffde”]*表現方法自体は、アナログでもデジタルでもどちらでもいい。好きな方、得意な方で。ただ、フォトショップやイラストレーターは一通り使えるようにしておくこと。*アナログで描いている人でも、新しいデジタルの技術は必ず知っておくこと。表現の幅が広がるし、時間を短縮できたりする。再現性も高い。
*デジタルの場合、お手軽、ちゃっちい、といった印象を受けがちなので、より芸術性の高い表現を目指す。[/su_note]
yahoo知恵袋を見たら、ずっとアナログで描いてきたけれどデジタルで描けないとダメですか、とか、絵本はデジタルで描いてもいいのかとか、就職はデジタル必須ですか、とか。
いろいろ出ています。
回答を見ると、今時フォトショップも使えないなんてまず就職は無理とか、デジタルありき、まずデジタルやCGで描くのが前提になっているような印象を受けました。
きっとふだんからデジタルでの制作を行っている人たちなのでしょう。自信満々に、いまどきフォトショップも使えないなんて、ありえない!と鼻息荒く回答していらっしゃいます。
たしかに、デザイン系の会社に就職するなら、フォトショップやイラストレーターは絶対に使えないとダメでしょうね。
一方、絵本やイラストレーションに目を移すと、アナログで描いている人がかなり多いです。
絵本は特に、アナログ優勢だと思います。
でも一昨年、ボローニャ国際絵本原画展の国内巡回展に行ったところ、ずいぶんデジタルイラストが増えたなぁと言う印象を受けました。
ボローニャの場合は、デジタルが当たり前になってきていることのほかに、悲しいことですが、応募作品が傷んだり、紛失するといった事故がかなりの確率で発生しています。その対策ということもあります。
万が一紛失した場合でも、再現可能な技法での表現が増えるのです。
再現可能な技法といえば、以前は版画一択でした。
が、最近は、実際に描いたものをスキャンして取り込んだり、データでパーツを作ってそれを組み合わせる、輪郭だけデータでその後プリントして絵の具で着彩とか、部分的にとりいれる人もすごく多くなっています。
デザインではなく、絵画、を学んでいるひとだと、ずっとアナログでデッサンしてきて、描くのも油絵とか顔彩とか、ずっとアナログできている場合が多くて、そこからイラストレーターになりたいとなったときに、戸惑う方も多いようです。
そう言う場合でも、少しずつまずはフォトショップあたりから、慣れていくことをおすすめします。
私も、ほぼアナログで描いています。
水彩メインで、ペン、鉛筆、切り絵など。
が、できあがった作品を渡すときは、原画と、データが半々くらい。
特に、ラフスケッチの場合は、ほとんどがデータです。
打ち合わせも、メールや電話のほか、スカイプを使うこともあります。地方に住んでいても、いまはそう言うものを使うことで、どこにいてもほぼほぼ東京にいるのと変わりなく、仕事をしていくことができます。
アナログならではの表現ももちろんあるし、展覧会の場合は、アナログの方がずっと迫力は出せます。
が、どこに住んでいても仕事を受けられるのがインターネット時代の良さでもあるので、そうするとデジタル環境抜きでは考えられません。
ただアナログで描いている人が、無理してデジタルの表現にすることはないと思っています。
その良さは生かして、でもデータを渡す方法や、デザイン的な部分にフォトショップを使うのはありなので、少しずつ慣れて取り入れていきたいですね。
木村隆芳と言います。 僕は絵本作家を目指して絵本を書いているのですが 朝比奈様の…
メッセージありがとうございます。もう本当に神経がすり減りますよね。 ターシャさん…
模写といってもむずかしく考えず、初めは人物をどこに配置しているか、大きいか小さい…
コメントありがとうございます。 大好きな方がフォローしてくださったんですね。あま…
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