初めて売り込みに行った時の話.電話かけるのもドキドキすぎた

イラストレーターになる場合、まずポートフォリオを作って、出版社やアートディレクターのところに売り込みに行きます、持ち込み、と呼ばれることもあります。

高田ゲンキさんの著書

世界一やさしいフリーランスの教科書 1年生には、
売り込みの方法がとても具体的に書いてあるのですが、書かれていることが、私が経験したこと、そのまんま。

あんまりそのまんまなので、笑ってしまいました。この本に書かれていることは、本当に本当のことです。

 

最近は、ファイルを郵送してください、と言うところが多く、直接見てくれるところは減ったと思いますが、もし機会があるなら、ぜひ直接持ち込みをしてみてください。

貴重な経験になるはずです。

売り込みの始め方

私がいよいよイラストレーターとして独立して仕事を始めよう、と思ったとき、まだインターネットのない時代だったので、売り込むといってもなにをどうすればいいのかさっぱりわかりませんでした。

当時、通信教育のイラスト講座を終えて、福井真一さんの教室に通い始めていました。

 

そこは、カルチャーセンターのイラスト教室でしたが、プロをめざす人のための、教室だったのです。当時、そんなものはまだほかにはなくて。通信だけで物足りず、なんとかしたいなぁと思っていた私にはぴったりでした。

 

その教室に通ううち、何人か仲の良い人ができ、

「売り込みってどうするの?」とか

『**の出版社はどんな感じだった?」

「**さんのところでは、どんなことを言われた?」とか、情報交換をするようになりました。

 

当時、イラストレーション、というイラストレーターをめざす人のための専門雑誌はありましたが、その雑誌にもまだ具体的な売り込み方法は出ていませんでした。

ネットもない時代、周囲の人たちからの口コミが貴重な情報源だったのです。

 

何人かで売り込みの方法を聞くうちに、私もいってみよう、と決心しました。

その頃、私は福井県に住んでいて、月に1、2回の割合で東京の福井真一さんの教室に通っていました。

よく頑張ったなぁ、と思います。

売り込みの方法は、高田ゲンキさんの本に書かれていることとほぼ同じです。

1)まず最初に、どこに売り込みに行くのか決めます。

紙に書き出して。私の場合は、好みの雑誌を出している編集部、絵本系の出版社、イラスト教室にゲストで来ていたイラストレーターのところ、など。

相手の名前、住所、電話番号を書き留めます。最初は、行きたいところ優先で。

もうこの段階で、結構、ドキドキしています。

 

2)電話をするときに、なんて言うか、紙に書き出してみます。

ああ、ドキドキしてきた!

言いよどまないように、言い間違えないように、売り込み先ごとに紙にきちんと書いておきます。

 

3)いよいよ電話をします。

ああ、もうだめだ、心臓が口から飛び出しそう!

ドキドキマックスで、震える手で、電話をかけます。

「はじめまして。イラストレーターの***と申します。

....をみていただきたいのですが、お時間をいただけるでしょうか。」

 

私は地方在住なので、東京に出ていって、集中的に回らなくてはいけません。

そして先方も、予定があるので、日程が合えば、よろしくお願いします。」といって電話を切ります。

この時に、日時、相手の名前、みてもらう場所、などを忘れずに確認しておきます。

4)やっと電話できました。いよいよ、作品を揃えて、東京へ行く準備です。

初めてのところに電話するのって、本当にドキドキします。誰かの紹介で、みてもらう場合は、ちょっとハードルが下がるでしょうか。

でも、忙しい貴重な時間を相手に割いてもらうのです。感謝の気持ちを忘れないようにしないと、です。

 

絶対遅刻しないこと、担当者の名前を正確に覚えておくこと。

あの頃、イラストを見てくださったたくさんの人たち、本当にありがたかったです。

 

実際に見てもらったときのことは、またあらためて書きます。

続きはこちら。

 

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