今回のバレエ絵本は、本腰を入れてアイデアを練り始めて4,5年かなぁ。本描きは数カ月でしたが、実際の企画やアイデア出し、文章の練り方,構図の検討,ラフスケッチも何度も書き直しました。
最初に描こうと思い立ってからは7年くらい経っています。
「みかちゃんとカポネ」(ブロンズ新社)が出た後,2012年に吉祥寺のトムズボックスで原画展を開きました。その展示を見た編集者から一緒に絵本を作りましょうとなり、テーマをもらって描き始めたのですが。
なんかこううまくいかなかった。がんばってほぼ文章も下絵もできて完成させるだけ,のあたりまで行ったのですが。
そのテーマではなぜか悩んでしまって解決できない、書けませんでした。今後機会があったら描くかもしれません。もうほぼできているので、そのままガーッと描いて出しても構わないんですが。でも私の中でどうしても納得いかない部分があって描き続けることができなかったのです。
バレエ絵本は,その絵本と並行して書いていました。
バレエをテーマにするのは今の日本では難しいから,ボチボチいきましょう,みたいな感じでゆっくり進めていました。
でもその頃から、父の介護も本格化して行きました。デイサービスやショートステイを利用したりしてなんとかイラストの仕事は続けていましたが、収入は微々たるものでした。(生活費はネットショップの利益から)
最初にもらったテーマの絵本が5年ほど過ぎて、それでもどうしてもできません、2016年秋には父が倒れて要介護5に。
一年くらい病院に入っていましたが、その後ケアマネージャーのおかげで特養に入ることができました。
そこでようやく決心ができて、ある程度絵にも集中できるようになりました。
バレエ絵本を出したいです、絶対出しますと本腰を入れて描き始めました。それが2018年の初めくらいでしょうか。
気がつけば、かわいいすてきなバレエ絵本がいくつも出ていて。ああ、私ももっと早い時期に書きたかったなぁって。でもどんどん時間は過ぎて、年が明けて2019年に。
このままだとまた一年が経ってしまう。父の介護があるとか色々言い訳はできるけど。言ってたらきりがない。(介護があるといつも気持ちが引っかかっていてなんか集中できないのは事実ですが)
絶対あと一年で書く、と決めてなぜか九州の太宰府までお参りに行きました。太宰府、好きです。私にはご利益がとってもあるような気がします。熊本城の中にある加藤神社にもお参りして、必ず勝つというお守りをもらってきました。
それからすごく頑張って、ある程度できていたお話とラフスケッチをまとめて担当編集さんにみてもらったところ出版に向けてOKがでたんです!
これはまだラフスケッチの段階です。でもほぼおはなしが完成していたので見本を作ってみました。本番の絵本はこれとはだいぶ違っています。
木村隆芳と言います。 僕は絵本作家を目指して絵本を書いているのですが 朝比奈様の…
メッセージありがとうございます。もう本当に神経がすり減りますよね。 ターシャさん…
模写といってもむずかしく考えず、初めは人物をどこに配置しているか、大きいか小さい…
コメントありがとうございます。 大好きな方がフォローしてくださったんですね。あま…
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