ファッションイラスト、描きたかったけど描かなかった後悔 少しだけ.

ファッション大好きです。

だからファッションイラスト、描きたいと若い頃ずっと思っていました。

 

ファッションが好きだったから、ファッションイラストを描きたかった。でも..

ファッション

 

その頃(90年代の始め)のファッションイラストレーションは、顔を思い切り小さく描いて、顔はつんとした無表情、体はばーんと大きく、というのが主流。当時の流行が、肩パッドを入れたビッグシルエットだったこともあって、それを描くイラストも、影響を受けていました。

 

ファッションイラストの描き方講座、というのを一度受講したことがあります。

服を良く見せるように、描きなさい、顔の表情は描いてはいけない、とか。

 

なんだか楽しくないなぁとその時思ったんです。可愛く描いてはいけない(目をしっかり描いてはいけないんです、うつむいているか目を閉じてるか)ようだったし、70年代に世界を席巻したアントニオロペスの影響がずっと残っていた時代でした。

 

アントニオ ロペス、ご存じない方は、検索して見てください。きゅーっとかっこいい女性イラストがたくさん出てきます。すごい天才と世間では騒がれていたけれど、私はちょっと苦手かも。

その頃大好きだったのが、西村玲子さんのイラストエッセイでした。
ファッションやインテリアを色鉛筆とペンの軽いおしゃれなタッチで描く。絵に合わせてエッセイも書く。

そんなのを描きたいと思っていて、出版社に売り込みに行ったこともあります。

 

私が売り込みに行った出版社では、そういうの間に合ってるから、みたいな感じで全く相手にしてもらえませんでした。

 

西村さんみたいなイラストを描く人ってあんまりいなかったから、わたしも西村さんみたいなのを書けば、イラストレーターになれるかな、なんて安易に考えていました。

うーん、どうすれば、ああいうのを描かせてもらえたんでしょう??今考えてもわかりません。

ピンクハウスの服が好きだったけど。

 

20代の頃、ピンクハウスの服が大好きでした。(80年代)

一時期、大橋歩さんが、イラストを描いていたことがありました。そのイラスト、ものすごく顔が小さくて、ちょっとこわい顔をしていて(目がつり上がってる、アントニオロペスの影響でしょうね)、で、ピンクハウスのお洋服がバーンと大きくかっこよく描かれていて。

 

クリスマスの時期に、ピンクハウスのお洋服を買うと、大橋歩さんのイラスト入りの箱に入れてくれたり、ノベルティのカレンダーがもらえたりしました。

 

あるとき、年末に貯金を崩して 思い切ってちょっと高価なドレスを買ったんですね、大橋歩さんのイラスト入りの箱に入れてもらいたくて。

 

でも、なぜかもう箱は無くなってて。カレンダーも品切れになってて。とても残念だったことがあります。別のノベルティ品をもらいましたが。

某人気歌手が棚ごと、ピンクハウスの服を買っていくと言われた時代で、シーズンごとに出るカタログを見て、これを予約したい、とか希望しても、予約分でもういっぱいになっています、といつも断られていました。

 

すごい人気でした。

話が逸れてしまいました。

 

 

とにかく、当時、大橋歩さんのファッションイラストは大好きだったけれど、私自身が描きたいとは思わなかった。ファッションは流行があって、イラストレーションも例外ではありません。

 

 

今のファッションイラストは、等身大の女性を描いている

 

黄色ジャケットもっと可愛い、等身大の女性を、ファッションイラストとして描く人はいなかったし、多分当時は需要もありませんでした。

どんなイラストを描くか、決めるのは、影響力のあるトップの人たちで(しかも、その頃は圧倒的に男性が多かっただろうし)、依頼がない限り発表する機会もありません。

インターネットのない時代、自分で好きに発信して描く、ということがなかなかできなかったんです。残念だけど。

 

 

ところが、今はインスタグラムで、好きなファッションを好きなように描く人が出てきて、それが多くの一般の人に受け入れられて。以前のように一部のトップの人が決めるのではなく、一般のたくさんの人にいかに支持されるかが重要。

 

見ていて楽しいし、何より描かれている女性たちも可愛くて、等身大。身近。

 

昔の、ファッションイラストはこうじゃなかった、っていう人もいるかもだけど、私は今のファッションイラストが好きです。たくさん、似た絵を描く人が出てきて、差別化がこれから必要かもだけど。インスタで発信できるっていい時代です。

 

お洋服を買ってその絵を描くのが楽しい、落書きとして描いています

これから仕事でファッションイラストを私がせっせと描くことはないかもだけど。

仕事として描くんじゃなくて、服を買うと、必ず、手持ちの服と合わせるのを想像して、いつのまにか手元の紙が落書きでいっぱいになります。

何やってんの?と娘に笑われるけど、仕事にはできなかったけど、好きに描いてるからいいです。めちゃ楽しいし。

 

描くのが好きって、こういうことですよね。

 

 

 

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