絵本の仕事がしたい – 売り込み先の探し方/絵本作家になる方法

絵本を書きました。作りました。誰かに見てもらいたい。

あるいは、絵本向けに絵を描いてるので、専門家から意見をもらいたい。

 

そういうときに、売り込み先をどうやって見つけるか&探し出すか。

もちろんコンペにも出す人も多いけど、編集者から直接感想を聞きたいという場合、どうするのがいいかとか、そういう話です。

 

絵本の売り込み先のさがし方

ねこちゃん01
好きな絵本、たくさんあると思います。何冊か、手元に置いてそれぞれの絵本の最後のページを見ます。

 

1)好きな絵本の奥付けを見る。

そこにたいてい出版社名や代表者名、そして編集者の名前が書いてあります。

編集者名が書いてない場合もあります。

2)名前をメモしたら、出版社に電話して、その人に見てもらいたいと伝えます。

見てもらいたい、なんて言っても、まず断られることが多いですが。編集者ってとても忙しいですから。

郵送してください、と言われたら、郵送します。送るときは、その人にあてて一筆書き添えるといいかも。

 

*いきなり売り込み、と考えるとちょっと気が重くなるかもですが、たとえば気に入った絵本があったら、その編集者に向けてハガキを出しておくといいかも。

もちろん自分のイラスト入りハガキで。返事が来ないのは当たり前と考えて、返事がなくても、何度か出しておく。

 

3)そうしておいて、展覧会などを開くときには、相手に案内状を送ります

ハガキを出しておくと、案内状を送ったときに、来てもらえるかもしれません。ダメ元で出しておくといいことがあるかも。

 

こちらが思う以上に、いろんな展覧会を編集者は見て回っています。いい絵なら、声をかけてくれる可能性は大きい。

 

どこかで誰かが見ていることを忘れずに。

 

映画「ララランド」に見る、飛躍のきっかけ – 行動がカギ。

ねこちゃん02

映画ララランド 見ました?あれ、主人公が飛躍したきっかけは、一人芝居の舞台を演じたことでした。

 

主人公の女性は、アルバイトをしながら、日々、オーディションを受け続けていますが、なかなか受からない。

あるとき、どうせ誰も使ってくれないならと、自分で脚本を書き、一人舞台を上演することにします。

 

その日がやってきて、舞台に立ったのだけど、客席はまばら。

翌日の新聞では酷評されました。

もうだめだ、女優にはなるのは無理と、あきらめて彼女は失意のうちに故郷に帰ってしまいます。

 

ところが、その舞台を見ていた人物から、

”あの舞台を見た、君にぜひ次の映画の主役をお願いしたい”と連絡が来るのです。

 

 

幸運は、常に動いている人のところにやってくるといいます。

こんなことやって、何の意味があるんだろう、って思ってしまったら、何も進まない。

熟考して何か行動に移したら、どこかで必ず見ている人がいるということでしょうか。

行動する人のところに、いい出会いはやってくる、たぶん

みかちゃんとカポネ01私自身の若い頃、といっても30代後半ですが。

イラストレーターとしてはずっと初期の頃、まだ絵本の仕事なんて、全然届きそうになかった頃の話です。

やっぱり最初の頃から、絵本の仕事はして見たいと密かに思っていました。でも多分無理だろうなぁって。

 

小さなイラスト教室の課題で、絵本を作ったことはありましたが。

どこかにチャンスがないかな、と。

絵本のお話も、絵も、両方やるのは大変だから、絵本の絵だけを描くのに使ってもらえないかなと考えました。

 

それでどうしたかというと。その自作絵本のイラストをカラーコピーして、小さな冊子にして(完全に手作り。Zineみたいなやつ)、20部くらい作りました。

あんまり絵本の仕事したいとかは書かずに、でも、絵本系の出版社や、イラストを描いて見たい雑誌の編集部などに、送りました。

 

好きな絵本の、奥付けを見て、名前のわかる場合はその人に当てて出しました。

そうしたら,,

 

 

そしたら、返事が来たんです。3,4通でしたが。

まさか本当にくるとは思いませんでした。

 

あのイラストではまだちょっと、みたいな感想だったり、今度上京するときは見せてください、とか、どの人もちゃんと見てくれていて、皆さん優しいなぁ、と思いました。本当にうれしかった。

絵本の出版社からは2通 返事が来ました。

そこから縁ができて、後に、児童書の挿絵の仕事につながったことがあります。

まだインターネットがない時代だったから、よけいかもしれないけれど。よくあんなあつかましいことできたな、とも思うのですが、何も知らないからこそできたような気もします。

 

行動する人のところには、きっといい出会いもやってくる、はず。

 

ハガキを出しておく、というのは、結構いいような気がします。いまでも、効果ありそうな。

おせんべい-2歳児絵本

上の画像、昨年小学館から出た2歳児向け絵本に描いたイラスト。海苔がうまそうに描けました。

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