絵本の画家 Gabriel Pacheco ガブリエル パケコ  の技法

絵本の画家で、メキシコ出身のGabriel Pacheco ガブリエルパチェコ(パケコと記してあるものも)と言う人がいます。

初めてネットで見たときに、あまりに美しくて、検索して、絵本を数冊買ってみました。

アナログなのかと思ったら、デジタルをうまく取り入れて素晴らしい作品を作っているひとです。

精緻で精密で、独特の縦長ラインがとても美しい。

 

子供向けとはちょっと違いますが、独特の空気感に、一気に虜になる人もいることでしょう。

画像検索でたくさん出て来ます。おすすめは、「美女と野獣」

Gabriel Pachecoで検索して見てください。

 

デジタル表現がめざすべきポイントのようなものが彼の作品にはあります。
一冊、絵本を買って、拡大鏡で細部まで見てください。

あ、ここは同じ絵のパーツを取り込んで使っているとか、背景はこんな素材をレイヤーして使っているとか。

絵本などを購入して、拡大鏡でみれば、一部デジタルだというのがよくわかりますが、一見しただけではわかりません。

こういう方法なら、デジタルで描くのもありです。というか、描いてみたい。

丹念に見ていくと、たくさんの素材を取り込んでレイヤーしているのがわかります。

とにかくレイヤーレイヤー、という感じ。

人物は銅版画でしょうか。
そこに、花柄などの素材を組み合わせて、服の絵柄にしたり、背景のお城の窓は同じ素材の繰り返しです。

デジタル表現で行くなら、このレベルを目指したい。

 

ただデジタルとは言っても、自分で描いた素材を取り込んでレイヤーしていってるようだし、繊細な人物デッサンはパケコ特有のもの。すぐれた絵画表現がベースにあってこそ、可能になったデジタル表現なんですね。

 

ところで、フォトショップのレイヤーって、アナログのコラージュのような手法でもあります。

コラージュはすごくセンスが問われる。

この人はきっと、センスも抜群にいいのだろうなって思います。

 

下の画像は、「美女と野獣」。ドイツ語版です。完全に大人向けですね。実に美しい。

この絵本、なんと初版は、韓国。いち早く見抜いて、絵本にしたのが韓国だったのか、それとも版権獲得に勝利したのが韓国だったのか、いずれにしても、豪華な布張りの装丁でよく出してくれました!手触りもいいし、プレゼント用に購入するのもいいと思います。

子供向けじゃないのですが、こんなに美しい絵本は、やはり大人のもの。大人こそ鑑賞すべき。インテリアとして飾っておきたいレベル。

デジタル表現でここまでできるっていいなぁ。

こちらで購入できそうです。

絵本「美女と野獣」ガブリエルパケコ

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